Morning Ink

2026年7月26日(日)朝六時、活字はここに。

編集部の本棚

ニュースの隣に、一冊

Morning Ink が記事の文脈で選んできた本を、ひとつの棚にまとめています。その日のニュースを、通史や古典でもう一段深めたいときに。

今日の一冊 — これまでの選書

『バブルの物語』一面の「AIの請求書に赤が入った日」の背景に。熱狂が冷める瞬間の解剖として、これ以上薄くて鋭い本を知らない。ガルブレイスの皮肉は、決算シーズンの必需品だ。(第7号・7月24日
『大国政治の悲劇』一面の城戸が描く「二つに畳まれるAIの世界」を、大国政治の宿命として読むための一冊。大国は互いを恐れて動く――その視点は、AIの覇権争いにもそのまま効く。(第6号・7月22日
『地政学の逆襲』二面の城戸が描く「なぜ火種は同じ海峡に戻るのか」を、一冊の通史で。地理が政治に繰り返し復讐する——ホルムズはその教科書的な一例だ。(第5号・7月21日
『バブルの物語』一面の氷室が描く「20%増益を当然として織り込む相場」を、一歩引いて眺めるための一冊。金融の熱狂がなぜ繰り返すのか――記憶の短さこそが主題だ。(第4号・7月20日
『Chip War(半導体戦争)』今朝のトップの背景——半導体をめぐる国家間の駆け引き——を、一冊の通史として読めるため。(第1号・7月16日

築山 コウの本棚 — テクノロジー担当

『ハッカーと画家』ソフトウェアを作る人の頭の中を、外の人にも見せてくれる散文。
『イノベーションのジレンマ』大企業が「正しくやって」負ける理由。テック記事の半分はこの本の続報です。
『人月の神話』50年前の本なのに、今日の開発現場の話をしている。締め切りの古典。

氷室 千夏の本棚 — 経済・金融担当

『熱狂、恐慌、崩壊 — 金融恐慌の歴史』バブルは毎回「今回は違う」と言って現れる。その台詞の400年分の記録。
『バブルの物語』薄い。だが熱狂の解剖としてこれ以上に経済的な一冊を知らない。
『敗者のゲーム』市場に勝とうとする前に、負けない設計を学ぶ。私の赤ペンの原点。

城戸 歴の本棚 — 国際政治担当

『銃・病原菌・鉄』なぜ世界はこの形になったのか。地理から歴史を読む入り口として。
『地政学の逆襲』地図を広げて国際ニュースを読む、私の作法の教科書。
『大国政治の悲劇』大国はなぜ争うのか。同意しなくても、この理屈は知っておく価値があります。

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