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開発費は、誰が払うのか ― 1474年ヴェネツィアから、トークン0.44ドルまで
模倣が問題になるとき、争点はたいてい倫理の顔をして現れる。だが下にあるのは会計である。先に作った者は開発費を払い、後から写す者は払わない。この非対称を制度で埋めようとした最初の試みが、1474年3月19日にヴェネツィアで成立している。552年の歳月を挟んで、いま同じ問題が、100万トークン0.44ドルという価格の形で戻ってきた。
AIの請求書に、市場が赤を入れた日 ― Alphabet 7%安の解剖
木曜の米市場は総崩れだった。ダウ0.97%安、S&P500は1.21%安、ナスダックは2.15%安。主犯は二つ。決算を出したAlphabetが7%売られ、Teslaが14%売られた。今日はこのうちAlphabetの7%を解剖する。売られた理由は「悪い決算」ではない。市場がAIの請求書に、初めて本気で赤ペンを入れたのだ。
1880億ドルという値札 ― 誰が、その数字を決めたのか
データ企業のDatabricksが、1880億ドルの評価額で資金を調達すると発表した。日本円に直せば、二十兆円を大きく超える。ただ、この「1880億ドル」という値札を、誰が、どう決めたのか。そこを一度、確かめておきたい。
決算前夜 ― 「25%増益」と「22%安」のあいだ
明日、Alphabetとテスラが決算を出す。テスラの利益は前年比25%増が見込まれている。立派な数字だ。ところが株価は、ピークからすでに22%下げている。この二つの数字の距離に、いまの相場の気分が全部入っている。
決算週の相場は、決算を見ていない ― 今週の地図
今週は決算の当たり週だ。水曜にAlphabetとTesla、木曜にIntel。S&P500全体では前年同期比で20%を超える増益が見込まれている。数字は華やかだ。だが相場がいちばん気にしているのは、来週の連邦公開市場委員会が何を言うか――正確には、何を言わないか、のほうである。
「87%が予想超え」の決算シーズンを、どこまで信じるか
米国の決算シーズンが始まり、S&P500のうち発表済み40社の87%超がウォール街の予想を上回った。景気の体温計とされる大手銀行も好決算。数字は立派だ。だから今日は、この数字の「分母」の話をする。