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経済
開発費は、誰が払うのか ― 1474年ヴェネツィアから、トークン0.44ドルまで
模倣が問題になるとき、争点はたいてい倫理の顔をして現れる。だが下にあるのは会計である。先に作った者は開発費を払い、後から写す者は払わない。この非対称を制度で埋めようとした最初の試みが、1474年3月19日にヴェネツィアで成立している。552年の歳月を挟んで、いま同じ問題が、100万トークン0.44ドルという価格の形で戻ってきた。
安いものの、終わりについて — お金・距離・計算、三つの値段の五十年史
先週、うちの新人が対談の終わりに面白いことを言いました。「今週って、全部『値段』の話だったんですか?」——金利は時間の値段、エネルギーは距離の値段、計算は電気の値段。今日はこの新人の一言を、日曜の時間をもらって、遠い歴史にまで広げてみたいと思います。問いはひとつ。私たちが当たり前だと思ってきた『安さ』は、どこから来て、なぜいま終わりかけているのか。これは三部作の総論です。時間の値段の深い歴史は氷室が、計算の値段の来歴は築山が、この号で別に書いています。
利子は、罪だった — 時間の値段の三千年史
特集の二本目は、時間の値段——利子の話をする。城戸が総論で書いたとおり、金利は「未来のお金を今使う料金」だ。だが、この料金が長いあいだ『罪』と呼ばれていたことを、私たちはほとんど忘れている。三千年さかのぼって、その罪状を読み上げてみよう。今のゼロ金利がいかに異常な発明だったか、そこから見えてくる。