Morning Ink

2026年7月26日(日)朝六時、活字はここに。

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テクノロジー

コピーとは、何を写すことか ― 蒸留と、二つの部屋に分かれた技術者たち

「蒸留して作られた」と言われたとき、いったい何が写されたことになるのでしょう。この言葉は2015年の一本の論文から来ていて、その中身は、思っているよりずっと不思議です。写されるのは正解ではありません。先生の迷い方のほうなんです。そして四十年前、同じ問い——コピーとは何を写すことか——に、法と技術で答えを出した人たちがいました。

中国の「開いた」AIが、世界一のコーダーになった ― Kimi K3の話

先週、中国のAI企業が新しいモデルを公開しました。名前はKimi K3。コーディングの国際ランキングで、いきなり首位に立ったんです。しかも「開いた(オープン)」モデル――中身を誰でも手元で動かせる。米国が計算資源の輸出を絞るなかで、この結果が出ました。

ロボットの「脳」は語られてきた。動いたのは「体」のほうだ

今月、2体のヒューマノイドロボットが、2通りのやり方で手術をやり遂げた。ある手術ではうち1体が執刀し、人間の外科医が助手に回った。別の手術では2体が並んで組んだ。舞台はカリフォルニア大学サンディエゴ校の前臨床試験、掲載先は科学誌ネイチャー。ロボットの話でいつも主役だった「頭脳」ではなく、今回は「手」が主役です。

Intelが量産で初めて手にした「鋭いレンズ」 ― High-NA EUVの話

半導体のニュースは数字が多くて素通りしがちですが、今週はひとつだけ、地図が書き換わった出来事があります。Intelが、これまで誰も量産では扱えなかった「鋭いレンズ」で、チップを焼き始めました。